4輪駆動車の普及において

現在、日本においては、4輪駆動の乗用車は中でも物珍しい存在ではなくなっています。
不整路がなく降雪量の少ない都会も、クロカンタイプの4輪駆動車をごく当たり前のように見掛けます。
又、こと雪国ともなると、クロカンタイプの他に乗用車タイプの4輪駆動車の比率が高くなり、生活の一部として欲しい存在になっています。

但し、昔は4輪駆動車と言えば、ほんとに不整路を主に駆ける為の特殊な自動車であり、プライベートな用途での利用は低く、業務用途が主なものでした。

1970年齢の国産4輪駆動車と言えば、三菱ジープ、トヨタ・ランドクルーザー、日産パトロール程度くらいしか無く、いずれも無骨なクロカンタイプ(当時はこんな用語すらありませんでしたが)ばかりで、一般的なドライバーには縁の無い存在でした。

そんな状況が少し変わったのが、スズキから軽自動車規格の4輪駆動車「ジムニー」が登場してからです。
ジムニーはそれまでの4輪駆動車によって引き続き安価で維持費も安く、また車両重量が軽々しい為、悪路走破性の点でも大型4輪駆動車顔負けの能力を備えていました。
こういうジムニーは、業務用のみならず、一般ドライバーのレジャー用途としてのニーズも少なからずあり、4輪駆動車が市民権を得るきっかけとなりました。

そうして、一層その後、スバルから世界初となる乗用車タイプ(当初はライトバン)の4輪駆動車「レオーネ4WD」が登場します。
こういうレオーネ4WDは、ある程度の悪路走破性や雪道の走破性はほしいが、厳ついクロカンタイプには抵抗感を持っていた人々に歓迎されました。
機構的には、従来のクロカンタイプと同様パートタイム4輪駆動方式を採用してあり、今から見れば過渡的車種でしたが、当時としては画期的なカテゴリーの車だったのです。

その後、アウディから、舗装路での走行性能向上を目的とした、世界初のフルタイム4輪駆動方式の乗用車「アウディ・クワトロ」が登場し、4輪駆動車は再度別の次元へといった向かい始めました。

現在、殊に日本のメーカーとドイツのメーカーが、4輪駆動車の開発・販売に積極的に取り組んでいる。
車種も百花繚乱で、4輪駆動車を購入する事は特別な事ではなくなっています。セダン人気ランキング|2016年国産&輸入セダンを比較!